勘三郎丈、ありがとうございました

「ウソならいいのにな」

「ウソだと思いたいね」 「ほんとにね」

「一緒に復活するはずだったじゃないか」

東京 東銀座の歌舞伎座。
4月リニューアルオープンに向けて、建設中です。
写真は9月ごろの姿です。
本日、十八代目中村勘三郎丈、お亡くなりになりました。
どんな役も自分のものにしてしまう天才だったと思います。
なんだってはまり役でした。
でも何をやってもカンザさんに見えました。
踊りも上手で、女形も可愛くて、サーカスみたいな宙乗りも
早変わりも、泥まみれも、水びたしも見せてもらいました。
ダイナミックで明るくて、色気があって外連味たっぷりで。
「今日は二日酔いかもな」分かっちゃう汗だくの舞台もあったけど
それだって愉快で、役者カンザが生きてる舞台でした。
勘三郎さん、大好きでした。
楽しませてくれてありがとうございました。
たまたまですが、今日この工事現場の前を通って、
新橋演舞場に行って「十二月大歌舞伎」鑑賞する予定です。
関係者の皆さん、悲しいけど頑張ってほしいです。
新歌舞伎座はもっと出来上がっているでしょうね。
四月のこけら落しを目標に療養して頑張ってたんですよね。
本当に残念無念。ただの一ファンですが、いまとても悔しいです。
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追記です:
新橋演舞場の「十二月大歌舞伎」、見物させてもらいました。
勘三郎丈の同い年仲間、三津五郎丈が奴道成寺を愉快に舞いました。
桜色の舞台。拍手喝采。みんな心で泣いているだろうけど、
あくまでもどこまでも歌舞伎はきらびやかで華やかです。

行きがけに、きょうの歌舞伎座を撮ってきました。
出来上がっても、勘三郎さんはこの舞台に立てません。
本当なのかな、と何度も思ってしまいます。
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