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【報告】 落語台本『旅のかかし』4度目の高座拝見♪

カラーコーンとポールの通せん坊
「おおっ! ひやっとするぜ」

今日の「こんな顔」は、交通規制の通せん坊さん。
かかしのポーズに見えたのでご登場いただきました。


さて、昨日です。行ってきましたよう。
落語協会の「新作台本まつり」の2日目!
2019年3月22日(金)
玉坂(≒荻野)作の落語台本『旅のかかし』
あの!柳家はん治師匠
あの!池袋演芸場で、トリにかけていただく日でございました。

池袋演芸場 立て看板

立て看板、光って読めませんが
「一般応募の優秀作品を日替りにてご紹介いたします」とあります。
そういうことです。

拙作「旅のかかし」は2013年度の準優勝です.。→参考ブログ その1  その2 


その後4年の沈黙ののち、再演の栄誉に。→参考ブログ その3  その4 


そしてその7日後にいきなり再再演。。。→参考ブログ その5 

そのとき以来の一年ぶりの高座ですので、4回目ですね。
(あ、誰かに5回目って言っちゃった・・・誰かさん、ごめんなさい)。

平日のお昼の時間にも関わらず、お客席たくさんの方がいらしていました。
「台本まつり」は、新作しばり。ある意味マニアの集会です。
一種空気感が独特で、たまらない楽しさなんですよね。
前座さん以外はすべての落語家さんが「古典じゃないもの」をなさいました。

そして、トリのはん治師匠、にこにこ登場。
今回は枕もなしに、さらりと噺に入りました。
お百姓たちもかかしも、生き生きと語り
かかしの躍動する姿も、きらきらと見えたようで
もともとは素人の私がぼんやり書いた話なんだけど、
そうは思えない…遠い昔の田園風景を見せてもらった心地がしました。
もう、とてもよかったです。
すばらしかったです。感激でした。

はん治師匠には心から大感謝です。
言葉や仕草も練っていただいて
落ちへのアプローチも、工夫してやりやすいように
変えていただいています。
またいつか高座にかけていただく日がきたらいいなあ。
(^こ^) 幸せでした。ありがとうございました。
(追記です)

書くのをどうするか、迷ったたんだけど・・・
ひやっとしたことが、ひとつ。
やっぱり書きます。

新作台本まつり 演目貼りだし

めったにないことなんですが、一番前の隅の席で
トリの高座の最中だというのにずっと小声の私語をやめないお客さん。
落語を聞きながらもたくさんの人がそれを気にして首をきょろきょろのぞき込んでいました。
でもやめない。
話半ばで、我慢できなかった真ん中の席の大柄な紳士がやおら立って
ぐるっと客席をまわってそこへ行き、「はなしは外でやれ」と注意をしました。

あとで聞いたら、はん治師匠はその瞬間すごく怖かったそうです。

でも、「敵?」がいると、妙な一体感。
「高座を楽しもう」という決意の空気が全体に充満したと思います。
笑い声もいっぱい、拍手喝采で幕が下りました。

そのあと退場するほかのお客さんたち何人か
マナー違反のその人に直接抗議をしていました。
その声に賛同の拍手をする人もいました。

全然いい出来事とは言えないけど、
私はありがたかったです。
みんなの寄席です。
みんなが演芸を楽しむ場所です。
いろんなことあります。
でも、いろんなことが起きるのも
みんなの寄席だから、なのかもしれません。

きょうも私は寄席にいきます。



(追記その2です)

拙ブログ、『こんな顔』は、ふだんは
「顔にみえるもの」の写真集なんですが、
ごくたまに、
玉坂めぐる≒荻野さちこの書く
落語台本の周辺の話題にもなります。
ご承知おきください。

玉坂めぐる≒荻野さちこが書く
落語の台本のあれやこれやにつきましては
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コメント 4

There are no comments yet.
misachi68
2019/03/23 (Sat) 20:33

No title

良かった良かった(*´∀`*)
大成功でしたね!!

やっぱり『旅のかかし』を一度見てみたいですね。
きっといつか金沢で見られることを夢見てます。

玉坂めぐる (≒荻野さちこ)
玉坂めぐる 
2019/03/24 (Sun) 08:04

misachi68さんへ

> 良かった良かった(*´∀`*)
> 大成功でしたね!!

ありがとうございます。(^^)
気が小さいのでほんの何秒かですが、
終演後、今年も楽屋口にご挨拶に伺いました。
嬉しくて真っ赤になってしまいます。

> やっぱり『旅のかかし』を一度見てみたいですね。
> きっといつか金沢で見られることを夢見てます。

私も夢見ます。夢は無料。(^0^)
いつもありがとうございます。

あけぼう
2019/03/25 (Mon) 19:03

No title

なるほどなるほど、説明ありがとうございます。理解しました。

こういう場所をわきまえない私語はやっぱり「うわ~っv-356」て思うよね。
でもちゃんと注意する紳士が出てくるってところに、やっぱり落語愛の強い人たちが多い場所なんだなって思いました。

玉坂めぐる (≒荻野さちこ)
玉坂めぐる 
2019/03/26 (Tue) 22:29

あけぼうさんへ

寄席って、もともとマナーが緩めの劇場だとは思います。
それにおなじみの古典落語ならお話知ってるから
途中いねむりしても(^^)聞き逃しても
慣れてる人は内容にすぐ復帰できるでしょう。
新作落語は、初めて聞くはなしも多いわけで
はなしを追わないと楽しめない。
なおさらイライラしたと思います。
そういう会に、どうしてそういう人がいたのかな
(^^:)それも一番前にw
まちがってはいっちゃったんだろか。
ちょっと不思議です。



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